エディターのお気に入り

SSENSEのエディターが押す旬の
マスト アイテム

    本屋で働いている人がいれば、好きな本について尋ねるべきだ。家電量販店で働く人には、おススメのBluetoothスピーカーについて、レストランの接客係には、その日のおすすめメニューと料理に合うワインを訊くように。同じ理屈で、SSENSEのエディターには、今シーズン、どんなアイテムが彼女たちの物欲を刺激しているのか、尋ねてみるといいだろう。職業柄、商品知識の豊富なエディターたちが注目する、5つのアイテムをここに紹介しよう。

    画像のアイテム:帽子(AGR)

    私が最高傑作だと思っている写真のひとつに、写真家ジャミールGS(Jamil GS)が1995年にジャマイカで撮った、ボブ・マーリー(Bob Marley)の子どもたち、ジギー (Ziggy)、セデラ(Cedella)、シャロン(Sharon)、スティーブン(Stephen)の写真がある。セデラは、Jean Paul Gaultierの伝説となっている95年秋冬コレクションの Cyber Dotsドレスを着ていて、セデラにさりげなくもたれるシャロンは、このアイテムと瓜ふたつのクロシェ編みの帽子を被っている。夢の中で、私はどのスタイリングにも、仕上げにこの帽子を使ったものだった。

    画像のアイテム:フラット(Marni)

    「タンク」という言葉のイメージには興味ないのだけれど、冬が始まり、さまざまな状況に対応できる靴が必要になると、このダービーはかなり使えそうだ。冬のブーツ代わりに、スクエア トゥにプラットフォーム ソールというのも可愛いよね。

    画像のアイテム:セーター(Judy Turner)

    私の持っている部屋着の大半は、当然のことながら、世間の目に決して触れることがない。でも、Judy Turnerのブラック Topanga セーターは、例外的に、着られる毛布と考えても良さそうだ。長い1日の終わりにさっと着たくなる魅力があるし、これなら、そもそも「外出しよう」という気持ちにさせてくれそう。

    画像のアイテム:クラッチ(Prada)

    大抵のモノは買わないように自分を抑えられるけれど、ノベルティグッズだけは我慢できない。実用性に乏しいほど、欲しくなる。私は、大人が必要とするものではなく、くだらないもの、ふざけたもの、擬人化されたもの、オモチャのような要素を持つアイテムに弱いのだ。ミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)は良き理解者だ。

    画像のアイテム:シャツ(Comme des Garçons Shirt)

    私が買いたいと思う服は、すでに自分が持っている服に似たものだけだ。そういうわけで、クローゼットに、コーデュロイのアイテムをこつこつと溜め込んでいる。そして、今、欲しい物リストに入っているのが、節約を象徴するブルーのギャルソンのシャツ。

    • Date: October 22, 2019