Saks Potts:水槽の世界

水中を浮遊する、SSENSE限定カプセル コレクション

    デンマークのデザイナー デュオ、Saks Pottsは、そのラグジュアリーで遊び心溢れるコレクションの源に、ダイアナ妃、オリンピック競技、デンマーク建築、ビンテージ家具など、多様なアイデアがあると言う。今回SSENSEのために制作した2020年春夏カプセル コレクションのテーマは、海の世界だ。アクアリウムは、ヴィクトリア時代にフィリップ・ヘンリー・ゴス(Philip Henry Gosse)によって発明された。そして、アクアリウムの水中世界を眺めることで、ストレスが緩和され、気分が向上すると言われている。様々なアイテムを盛り込みつつ、互いに組み合わせ可能なコレクションは、多様な生物が共生する、光に満ちた水中世界そのものだ。この新しい、SSENSE限定コレクションを通して、Saks Pottsはガラスで囲まれたアクアリウムのもたらす安らぎと活力を表現する。

    画像のアイテム:ドレス(Saks Potts)

    水族館へ行く最大の楽しみは、水中世界の覗き見に没頭できることかもしれない。ガラス越しの安全な場所から、その凶暴な性格とは裏腹に、優雅に泳ぎ去っていくオニカマスや、冷厳としたツマグロザメを見られるのだ。このアシンメトリなドレスは、見物客の穏やかな心情を描いているのか、はたまた、ドレス自体が見世物なのか。

    画像のアイテム:ジャンプスーツ(Saks Potts)

    虹色光沢の鱗のような柄で、体にぴったりフィットした七部丈のボディスーツは、アクロバチックでありながら、アクアチックでもある。これを着て、昼間はチラチラと光を反射する人型の小魚のように、夜はこの世のものとは思えない海辺の燐光のように輝こう。自由に組み合わせて着られるようデザインされたミッドカーフ丈のスカートは、当カプセル コレクションのボディースーツの上に穿くのがいいだろう。ナイロン素材と同じく、着こなしにおいても柔軟性が抜群なのだ。

    画像のアイテム:コート(Saks Potts)

    魚は汗をかかない。その代わりに体温を調節する仕組みがある。ほとんどの魚は変温動物であり、周囲の水温に体温を合わせられるのだ。中には、体が凍るのを阻止するタンパク質を血液中に保有する魚もいる。ヒトが進化する過程を逆行し、水生の類人猿に戻るまで、私たちは服を着て身体を温める必要がある。ならば、このサウナ パファー コートをきて、体温を上げ、汗をかこうではないか。

    画像のアイテム:スイムスーツ(Saks Potts)

    水着を着ようとして、収まりが悪くてなかなかしっくりこないと感じたことはないだろうか? でも、もう恐れなくていい。この水着なら、可能な限り最高の形で水から上がった魚の気分を味わえること間違いなし。

    • Date: November 6, 2019