心地よく自己主張

Wales Bonner、Homme Plissé Issey Miyake、Clarks Originalsが提案する快適と刺激

    ルーズなシルエットがランウェイを席巻し、リラックスしたスタイルが高級化されるにつれ、着心地のいいスタイルとラグジュアリーの隔たりは小さくなり始めている。もはや、気楽であることを求めて、外出の予定をキャンセルする必要はないのだ。では、寛ぎつつも注目を集めるアイテム5点を紹介しよう。

    画像のアイテム:トート(Engineered Garments)

    平凡なトートも、ジャカード織りのフローラル模様で、華やかなトートに大変身。重厚なカーテンや精緻な模様の絨毯にも似た意外なプリント柄が、会話のきっかけになる。

    画像のアイテム:ポロ(Wales Bonner)

    気取らないラグジュアリーと言えば、Grace Wales Bonner。カジュアルだからといって、退屈である必要はないことを、彼女のデザインは教えてくれる。典型的な学生ルックのラグビー ポロも、ネイビーと鮮やかなパープルで学生生活に別れを告げる。退屈なスタイルからの卒業を宣言するスピーチだ。

    画像のアイテム:ブーツ(Clarks)

    ワラビーと聞けば、由緒あるブランドを思い浮かべる。一方で、愛らしいイメージがあることも否めない。柔らかな手触りのスエード、弾力性のあるクレープ ラバー ソール、すっぽりと包み込むモカシンのスタイルが足に優しい。ただし、独特な色調のイエローは「このWallabee、どこで買ったのか聞いてみて」と呼びかけることを、決して忘れない。

    画像のアイテム:セーター(Judy Turner)

    80年代が今に誇れるもののひとつ、それはニットだ。柔らかくて、ルーズで、グラフィックなニット。気取らないシルエットでも、豪華な素材を使えばエレガントになるし、大胆なプリントやカラーブロックで魅力を発揮する。贅沢なニット ウェアで有名なJudy Turnerは、着心地の良さとモダンなアレンジで80年代を表現した。

    三宅一生は、ヒッピー ムーブメントで活躍したメキシカン フーディ、別名「ドラッグ ラグ」をラグジュアリーなウェアに昇華させた。ドラッグ カルチャーのゆるい美学を象徴するフーディとHomme Plissé Issey Miyakeのプリーツが合体すれば、話題をさらうのは必至。はてさて、ドラッグ ショップとハイ ファッション ショップ、どちらへ買いに行けばいいのだろう。

    • Date: October 9, 2019