さよなら、退屈なダウン

Burberry、Saks Potts、Pariah Farzanehの柄ものダウンが熱い冬

    ウール、フリース、ダウンの季節がやってきた。だが今回は、グレー、ベージュ、チャコールではなく、ありとあらゆる種類を紹介したい。Collina Stradaが見せる、絵画のように広がる色彩から、Undercoverが取り上げた『時計じかけのオレンジ』の名場面まで、今シーズンのダウンは柄モノ枠のアイテムとして登場する。なぜかって? それは、暖かいイコール味気ない、なんて決まりはないからだ。

    画像のアイテム:ジャケット(Collina Strada)

    シャガールの香りとモネの息吹を感じさせる、このCollina StradaのWaveパファー ジャケットは、アート感あふれる1枚だ。アクアマリンから、ラベンダー、カドミウム イエローまで、爽やかな色彩を纏い、どんよりとした冬の日にパッと明るさをもたらそう。印象派の画家たちのごとく、光溢れる印象を残すのだ。

    画像のアイテム:ジャケット(Undercover)

    スタンリー・キューブリック(Stanley Kubrick)認定ジャケット、とは言えないが、あなたがキューブリックの才能を認めるなら、このパファー ジャケットがおすすめだ。これは、『時計仕掛けのオレンジ』の、みんなの大好きな問題児が人格矯正療法を受けさせられるクライマックス シーンをモチーフにして、あの名場面を永遠のものへと変えた。それが、このシーンの撮影中に角膜を傷つけてしまったマルコム・マクダウェル(Malcolm McDowell)のためにできる、せめてものことだ。少なくとも、こうすることで誰かの心は温まっている。

    画像のアイテム:ジャケット(paria / FARZANEH)

    このパファー ジャケットは、シルエット自体はスッキリしているが、その分、イランの伝統的なモチーフが温もりを感じさせてくれる。コットンを使った柔らかな触り心地と、パステル カラーが教えてくれるのは、冬には暖かさだけではなく、身軽さも必要ということだ。

    画像のアイテム:ジャケット(Burberry)

    迷彩柄は、本来、周囲に溶け込むために使われるが、この洗練された迷彩柄風モノグラムの場合、まったく逆の効果をもたらす。グレーとグリーンのトーンは極秘作戦に使えそうなほど控えめだが、このパファー ジャケットなら、「誰にも気づかれないかも」なんて心配は無用である。

    画像のアイテム:ジャケット(Ashley Williams)

    ヒョウ柄は誰のクローゼットにもある定番なので、ファーを選ばずともスタイルだけ取り入れられるなら万々歳だ。このハーフ ジッパーのパファー ジャケットは、スポーティでカジュアルなスタイルとも相性がいいし、夜のデートにもぴったりと、万能のアイテムだ。

    画像のアイテム:ジャケット(Saks Potts)

    これはゼブラ柄か、流れ星か? Saks Pottsは、このパファー ジャケットで獣と天体を融合させた。巷によくあるアニマル柄では物足りない人には、このアバンギャルドな柄がおすすめだ。縞模様の星空を着こなそう。

    • Date: November 20, 2019