カーゴパンツ
カーゴパンツのアイデンティティであるカーゴポケット。 そこには荷物と歴史が詰まっていいます。 近代社会では、男女問わず外出時にバッグを持ち歩くことは常識となりました。 しかし、スマートフォンで大抵の用途がカバーできる今、最小限の荷物で、左右の手を自由にして街を歩きたい衝動に駆られることがあります。 大腿部の側面に取り付けられているため、荷物の収納と取り出しに優れたカーゴポケットは、その起源をバックパックを背負えないアメリカ軍の空挺部隊が、装備品を収めるためのポケットをパンツに作った1940年代にまで遡ります。 小さくとも手放せない、人々それぞれの必需品を収めてきたカーゴパンツは、現代ファッションの中で、歴史を受け継いでいるのです。