ソング
ローライズデニムが隆盛し、世界中でソングを見せるスタイルが人気となった2000年代以降、このアンダーウェアも、単なる下着から、ファッションの一部として着用されるアイテムになりました。 同じ頃、日本ではテレビアニメに、ソングの面影を感じさせる衣装のキャラクターが登場します。 『攻殻機動隊』の 草薙素子です。 草薙素子は、上半身まで覆うハイレグカットのアイテムを見せるインナーとして着用しており、ボトム部分の鋭角なカットと肌を露わにした左右の腰の側面が、ソングのイメージを掻き立てます。 そこに色気はあっても、レースのような艶はありません。 戦うためのユニフォームとなった下着が誕生していたのです。 このチーキーなショーツは、現代ではファッション王道のアイテムに劣らない存在感を持つ外着にまで領域を広げています。