Burberryの王国

中国雲南省の省都、昆明は、その牧歌的風景や、ミャンマー、ラオス、ベトナムとの国境にそびえ立つ山脈など、景勝地として知られている。12月のある午後、フォトグラファーのスフォ・モンクロア(Suffo Moncloa)が、市内にある海抜3000mの丘陵地を車で訪れ、その現実離れした景色を捉えた。今回、その中国で撮影した写真に、リカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)が手がけた、待望のBurberry2019年春夏コレクションを組み合わせる。

さらに、ブランドが著名なグラフィック デザイナー、 ピーター・サヴィルに制作を依頼した新たなロゴが、ティッシのクリエティブ ディレクションに花を添える。サヴィルのデザインした、無限に続く格子のようなロゴには、ブランドの創業者トーマスの「T」の文字がBurberryの「B」に組み入れられており、ブランドの新たなアイデンティティを表現した要素の中でもひときわ目を引く。まるで、バーバリー チェックに対する、Z世代の兄弟だ。160年に渡るブランドを徹底的に再考したティッシのコレクションが、老舗ファッション ブランドの切り開く新たな時代の幕開けを告げる。いざ、新生Burberry王国へ。