ダニエル・シーザーのグラミー賞フォト ダイアリー

ダニエル・シーザーのようなR&B界の新星が、まさかオンタリオ州のオシャワから誕生するとは、誰が想像しただろうか。 昨年発売されたシーザーのデビューアルバム、LP盤の『Freudian』は、各方面で絶賛され、R&Bを通して名もない人々の感性を現代的に表現したとして、高い評価を得た。ジャマイカ人のゴスペル歌手の息子として聖歌隊で鍛えられたシーザーの音楽背景は、五感に響く心のこもったバラードにしっかりと息づいている。『Freudian』はバラク・オバマ(Barack Obama)前大統領からケンダル・ジェンナー(Kendall Jenner)まで、あらゆる人々の支持を集め、シーザーは最優秀 R&B アルバム賞と最優秀 R&B パフォーマンス賞の2部門でグラミー賞にノミネートされた。現在、初のワールドツアーを敢行中のシーザーが、一躍スターの仲間入りを果たした現在の状況や、初めてのグラミー賞授賞式への道中について思いを馳せ、SSENSEへ向けたメッセージとして書きとめた。そのメッセージを、週末にニューヨークで開催された音楽の祭典で、彼のクリエイティブ ディレクター、ショーン・ブラウン(Sean Brown)とキーヴァン・ヤズダニ(Keavan Yazdani)が撮影したフォトダイアリーとともに紹介しよう。