Black Lives Matter
抗議の力を結集するために

    寄付、支援、参考文献、安全な抗議活動、注意点、選出議員への要請、効果的な抗議方法など

    アマド・オーブリー(Ahmaud Arbery)、ジョージ・フロイド(George Floyd)、ブリオナ・テイラー(Breonna Taylor)、レジス・コーチンスキー=パケ(Regis Korchinski-Paquet)、トニー・マクデイド(Tony McDade)、デイヴィッド・マカティー(David McAtee)は、もうこの世にいません。警官に殺されたのです。オーブリーはふたりの白人至上主義者に殺されました。ほかの多くの人々と同じように、本当なら彼らもまだ生きているはずでした。そして、彼らの死は決して例外ではなく、不正な人種差別を許してきた積年の組織的体制の一端にほかなりません。アメリカ全土からカナダ、そして世界中へと拡大した抗議に対して、警察はさらなる蛮行に及んでいます。催涙ガス、政府による戒厳令の発布、逮捕、エスカレートした懲罰と暴力による脅し。

    私たちは、黒人の社員、デザイナー、アーティスト、フォトグラファー、ライター、読者、友人、家族のすべてと連帯し、国家によって認められた暴力に対して断固抗議します。白人至上主義、反黒人主義による人種差別、反トランスジェンダーの暴力、警察の蛮行には、さまざまな形で立ち向かう必要があります。真の支援は、国際社会において、各地域において、そして社会構造のあらゆるレベルで起きている不正義の共犯関係、不当な残虐行為、組織の腐敗に対して、私たち全員が注目することから始まります。相互に繋がった取り組みと戦略によってこそ、抑圧と搾取が絡み合った体制に終止符を打つことができるのです。私たちが選出した指導者たちに責任を求め、私たちの声を届け、私たち自身を、互いを、そして私たちの社会を守りましょう。

    現在の戦いは長い歴史に連なることを認識し、過去と今日を同時に理解しなければなりません。過去何十年にもわたって、数多くの活動家や団体の指導者がこれらの問題に挑んできました。私たちの未来は、今このとき、この信念に向かって、あらゆる注意と全面的な努力を傾けられるかどうかにかかっています。正義のないところに平和はありえません。

    以下は、さまざまな方法で役立つリンク、資料、手引き、著作のリストです。資金を寄付したい、ボランティアとして協力したい、複雑なテーマを理解したいと考えている方は、ぜひ活用してください。安全な抗議活動、権利に関する知識、在宅での活動参加と意思表示の方法を探している方も、参考にしてください。情報は主として北米が中心ですが、今後、世界各地から入手した情報も含めていく予定です。この資料が初めて掲載されたのは2020年6月、その頃始まった抗議運動に対して直接的に対応し、貢献することが目的でしたが、抗議運動は現在も続き、成し遂げるべきことがまだ多く残されています。内容は継続的に更新されます。なお、以下に掲載するリストについては、SSENSEエディトリアル チームが、その正確性や透明性、誰でも参加できるか、最新のものかを、可能な限り精査しています。

    SSENSEエディトリアル チームへのお問い合せは、editorial@ssense.com宛てにお送りください。

    • Date: June 29, 2020