色の理論
今シーズンのアイテムとモントリオールの視覚風景に存在する、カオスとハーモニー
- 写真: Rebecca Storm




視覚とは、半分が観察であり、半分が知覚である。イエローやオレンジの暖かい色調が視覚的に「前面に出る」一方、ブルーやインディゴの冷たい色調は「後退する」。コントラストを成す2つ補色が隣り合うと、単独で見るより、より明るく鮮やかに感じられる。われわれと同じく、色は敵対する存在によって強くなる。最も不快な対立は、同時に、最も強力な引力を放つ。

フォトグラファーのレベッカ・ストーム(Rebecca Storm)が、色彩理論を触媒として、万華鏡のようなSSENSEの本拠地モントリオールを探訪する。最も古い居住区のひとつを取り囲む不気味に鮮やかな森林から、うらびれた場末のバー、荒廃したベイカリーまで、Maison Margiela、Acne Studios、Emilio Pucci、Ashish、Miu Miuが、モントリオールを最も象徴する場所、見捨てられた場所と一体になる。













- 写真: Rebecca Storm
- スタイリング: Olivia Whittick
- ヘア&メイクアップ: Yasmine Seck, Antonina Kallaur
- モデル: Laurie Deraps / Teamm Management