水のセックス アピール

Stutterheimのレインコートと水耕栽培の未来

  • 写真: Rebecca Storm
  • スタイリング: Rebecca Storm

賛否両論あるにせよ、人類が水から進化したとする主張は、水や水死を性的に嗜好するアクアフィリアが広がりをみせていることの証左だ。水に濡れたような光沢のラテックス。潤んだ状態、湿った状態、みずみずしい状態。水耕栽培。これらは、すべて、水に対するフェティシズムを象徴している。ゴム長靴やレインコートは、日常のニーズを妨げることなく、水を探求できる利便性を与えてくれる。私たちの肉体の基本構成要素であり、同時に肉体の維持に絶対不可欠な水は、生命そのものだ。しかし、執着と嫌悪は同じコインの裏表。両極へと向かう磁力である。社会の機能に水のごとき流動性がますます不可欠な現代で、水嫌悪はウェットな人とドライな人を分離して、中間を消滅させる恐れを孕む。レインコートを着ているドライな人だって、ウェットになることはあるのに。

  • 写真: Rebecca Storm
  • スタイリング: Rebecca Storm
  • ヘア&メイクアップ: Ronnie Tremblay / Teamm Management
  • モデル: Francis Corbeil / Montage, Shanice Owens