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SSENSE エディトリアルチームが
2018年の人気記事を元にアイテムを紹介する

  • 写真: Raymond Adriano

木の葉が黄から茶へと色づき、街のデコレーションがオレンジから赤へと変わるこの季節、年末に向け、冬のギフト アイデアを紹介しよう。5つのアイデアはそれぞれ、SSENSE エディトリアルチームが自信を持ってお薦めする、2018年に公開した記事から厳選したものだ。ユン・アンのお気に入りのインタビューで読んだアイテムを家に持ち帰るもよし、Fendiのウエストポーチに隠された歴史について読み返すもよし。


「ベイビーマザーは肝っ玉ラッパー」 by ルース・ゲブレイサス

「スタイルがあるのはクールでも、ほどほどでなきゃダメなんだよね。本当のありのままが好きな人はいない。怖がるの。薄めないと、社会には受け容れてもらえないんだから」「アレサって、垂れたデカパイなのに、全然気にしないとこがいいの。あれこそファッションだと思うね。そのままのオッパイでロックする。あれこれ、違った風に見せようとしない。そいで、着たいものを着る」


「色の物語:ピル イエロー」 by サラ・ニコル・プリケット

「私はそれを『ピル イエロー(錠剤の黄色)』と呼ぶ。祖母のアスピリンはこの色だった。叔母の抗不安薬のジアゼパム抗不安薬も。友達がかかりつけの精神科医の言葉を借りて「アンフェタミン界のロールスロイス」と称し、微量ながら私も服用することになった向精神薬の錠剤、リスデキサンフェタミンも」


Umbroという新たなラグジュアリー by レベッカ・ストーム

「現在、大手ブランドは多角化しており、流通経路、生産技術、ブランディングなど、総合的に拡大を進めるようになっている。また昨今では、ただ競合と争うだけでなく、同一ブランド内でも独自性を争うようになっている。例えば、WinnersでNikeのウォーターメロン カラーのウォーキング シューズが39.99ドルで買える一方、SSENSEでは、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)とNike Air Prestoのコラボ スニーカーがその5倍の値段で販売されている。ブランドは自分自身との競争を始めたのだ」


「自分のことを知らない人からは、何を投稿しているかや、どんな見た目かで判断されることがある。だから、外見は外見として理解することも必要なの。その蓋がひとたび開けられれば、人は深みを見てくれるようになる。ソーシャルメディア上では、私のイメージは出来上がってるんだろうけど、言っても、私も女の子だから、長いウェーブの髪型にして口紅をつけてみたいと思うこともある。それでも、私は身を粉にして働くことをやめないし、結果だって出す。人生のあらゆることはバランスよ。特にクリエーターとしては、先頭に立って結果を出す必要があるわ」


ロゴという名の遺産 by ヘイリー・ムロテック

「象徴にせよテキストにせよ、ロゴは文章として成立している。私たちは、その読み方を学ぶ。ロゴの源は、多くの場合、家族に伝わる教えや何らかの創作だ。例えば、Louis Vuitton、Hermès、Cartierなど、腕のいい王室の御用達職人が18~19世紀に作った高級ブランドは、以後何世紀にもわたってロゴの意味するところを累積してきた。これらのブランドにとって、ロゴは家紋の「のような」ものではなく、まさに家紋そのものである」

  • 写真: Raymond Adriano
  • スタイリング: Eugene Marshall