Undercoverの高橋盾がパリで披露するコレクションは、スーパーヒーロー級クリエイティブ パワーの炸裂として定評がある。2017年秋冬シーズンに向けた数々のショーの中でも、高橋の卓越したコレクションは、もっとも内容に優れ、興奮を巻き起こしたひとつだった。 今回のティファニーのトーキョー TVは、パンク ロッカー出身の大胆不敵で偉大なデザイナーを訪ね、枠に収まりきらない想像力の源泉を探った。Nikeとのコラボレーション「Gyakusou − 逆走」ランニング ラインのデザインも担当している高橋には、活動的な状況がぴったり。というわけで、ティファニーと高橋は午前8時に代々木公園で落ち合って一緒に走ることになったが、なんと、現地で集合したふたりはまったく同じ出で立ち。類は友を呼ぶと言うべきか。数時間後、原宿にあるオフィスで、数々の作品を生み出してきた魔法のスケッチブックをめくりながら、高橋はUndercoverの理念である混沌と均衡について語った。なお、セルフィー スティックで撮影した今回の動画は、非常にブレが大きいことを予めお断りしておく。