Bode
ニューヨークを拠点とする人気急上昇中のデザイナー、Emily Adams Bode (エミリー・アダムス・ボーディ) 。 彼女の名前にちなんだブランド Bode (ボーディ) は、多種多様な古風かつユニークなテキスタイルを、クラシカルで一際目をひくワークウェアのシルエットに仕立て上げています。 哲学とメンズウェア デザイン学の二つの学位を持つ Bode は、2016 年のブランド設立後、一年も経たずに、メンズのニューヨーク ファッション ウィークでコレクションを発表した初の女性メンズウェア デザイナーとなりました。 Bode は在学中から、世界中の歴史ある珍しい生地を探したり、加工したりする技術を磨き、最終的には仕立て直しを手がけるまでになりました。 そんな彼女が生み出すコレクションは、100年 以上前に作られたテーブルクロス、麻袋、ヴィクトリアン スタイルのベッド シーツなど、様々な生地を元に、ひとつひとつ愛情を込めて作られています。 彼女の手にかかれば、美しい花柄の刺繍をあしらった織地は、古風なシルエットのシャツに変貌を遂げ、ブランドの代名詞とも言うべき、歴史の重みを感じさせるキルトを伝統的な手法で繰り返しトリートメントすることで蘇らせた生地は、タペストリー コートへと大変身。 こうした歴史を感じさせる模様や生地への愛情は、Bode がマサチューセッツとアトランタで過ごした少女時代のバカンスが原点となって育まれたものです。 2018 年春コレクションは、彼女の叔父の屋根裏部屋で見つけた、ノスタルジー溢れる思い出の品の数々にインスピレーションを受けており、2018 年秋コレクションは、ケープコッドで植物学者からキルト生地売りへと転身した、Homerという一人の男の思想がベースとなっています。 手作業の魅力にインスパイアされた Bode の作品の数々は、ストリートウェアが席巻する現代のファッション シーンに、新たな一石を投じます。