132 5. Issey Miyake
Homme Plissé の製品プリーツであれ、Bao Bao Issey Miyake のキュービックなアクセサリーであれ、三宅一生は常に次元との関わりに最大の関心を示してきましたが、132 5. Issey Miyake (132 5. イッセイ ミヤケ) のメイン テーマは平面が立体として立ち上がる接点。 「132 5」とは、一枚の布(1次元)から立体造形(3次元)が生まれ、折りたたむと平面(2次元)になり、身にまとうことで時間や次元を超えた存在(5次元)になることを意味し、深遠なデザイン原理が現実的なウェアへと転換されます。 衣服の魅力は単に「身につけた状態」に限定されないと考える 132 5. Issey Miyake ですから、独自のフォルムのシャツやトラウザーズは、人体を飾ったときも、ハンガーに掛かっているときも、折り畳んでバッグに入れたときも、同じように魅力的です。 バックパックやボタンアップは、これまでの派生ブランドに一貫したミニマリズムとは趣を異にしています。 132 5. Issey Miyake の核を成す複雑な思考は、衣服をファッションととらえるだけでなく、より広く物質界に占める空間として意識します。