Alighieri

文学を専攻していた頃に、イタリアの詩人ダンテの「神曲」に出会って感銘を受けた Rosh Mahtani は、その深奥な世界観を体現するために独学でジュエリー作りを学び、ロンドンに Alighieri (アリギエーリ) を設立しました。 そんな Rosh Mahtani の作品は、魅惑に満ちた神話のオーラから生まれる現代のクラシック。 それぞれのジュエリーが「神曲」の詩をモチーフとし、小さな姿の中に物語を秘めています。 とてもシンプルなネックレス、ブレスレット、イヤリングは、いびつで不完全なフォルムに哀愁が漂い、時の流れと失われた世界の名残りを感じさせます。 溶けたようなシュールな肖像や明確な輪郭を持たない線形のフォルムは、今なお残る壮大な神秘を語りかけます。 はるか彼方の地を彷徨う遍歴、倒された獣、情熱の過ち、自己欺瞞に彩られた叙事詩は、現代人にとっても、神へと通じる道なのかもしれません。 ゴールドフィルのチェーン、スターリング シルバー、ゴールドメッキを施したブロンズや不揃いなバロック パールの中に、地獄や煉獄や天国が浮かび上がります。 失蝋法を用い、ロンドンの工房で手作りされる Alighieri のジュエリーは、ふたつと同じものはありません。 それぞれに個性を与えられ、身につける人と共に、繰り返されることのないただひとつの旅路を辿っていくのです。