Panconesi
フィレンツェ出身のジュエリー デザイナー Marco Panconesi は、世界のファッション専門学校のトップ 10 に数えられるポリモーダ校でファッション デザインを学んだ後、Riccardo Tisci 時代の Givenchy、続いて Balenciaga メンズ アクセサリーのディレクターとして腕を磨きました。 2019 年に自らのジュエリー ブランドを立ち上げるに先立ち、Panconesi は先ず考古学のキャリアを考えたとのこと。 古代ギリシャ・ローマのデザイン美学に対するそのような親しみは Panconesi 作品の特徴であり、古代の工芸品がリメイクされ、現代風に新しく生まれ変わったような印象を抱かせます。 同時に、動きを表現した波打つフォルム、ミスマッチな要素が互いに補い合って誕生する新鮮な調和など、古の伝統を思わせるアイテムには現代的な工業デザインのひねりが加えられています。 フープ イヤリングやドロップ イヤリングにはカラフルなストーンやクリスタルカットのディテールをとりいれる一方、宝石をあしらったリングはまさに地中から発掘されたばかりのようです。 本拠地に選んだパリで現代の視点から過去を見つめなおす Panconesi は、構造的なデザインと視覚的な魅力の点で紛れもなくユニークな作品を生み出しつつ、美学の新たな領域に踏み出しています。 洗練された工芸品としてのアイテムは、代々引き継ぐべき名品。 世代が変わるごとに、新しい命で蘇ることでしょう。