Gauntlett Cheng

独断的になりがちなファッションに異議を唱える Gauntlett Cheng (ガントレット チェン) は、その奇抜な美学と技巧をこらしたハンドメイドのアイテムを通して、ジェンダーの流動性とボディ ポジティブを真剣に探究するブランドです。 お互いがデザイナーであり共同設立者でもある Jenny Cheng と Esther Gauntlett が出会ったのは、ブルックリンのウィリアムズバークにある Eckhaus Latta のアトリエでインターン生として働いていたときでした。 ふたりはその後、新進気鋭のデザイナーとしてニューヨークのアンダーグラウンド DIY シーンに登場し、2015 年には待望のブランド デビューを果たします。 Cheng は Calvin Klein などのブランドでフリーランスのニット インストラクターとして、Gauntlett は日中はフリーランスの会計士として働いています。 それぞれの仕事をこなしながらも、デザインやパターン メイキング、生地加工のための時間を捻出しているのです。 繊細なセミシアのストレッチ ニットには、質感のある模様と細かい装飾が美しくほどこされ、ホルター トップス、ミニ ビキニ トップスやワンピースは、世代を越えた様々なボディラインを考慮し、体型を肯定的に捉えたアイテムとなっています。 複雑なジャカード織りの技術には、ブランドの特徴とも言える折衷主義が反映されています。 Cheng と Gauntlett のありのままの日常生活が盛り込まれ、熱く官能的な夏、挑発的なナイトライフ、そしてうまくいかないサラリーマン生活などのテーマにも触れています。 自分たちの道を追求し反骨精神を突き通すため、コレクションの発表を年に 1 度だけにし、時間を確保する Gauntlett Cheng は、新たな質感やシルエットを考案しながら、多様化が進む現代社会を生きる人々のための服作りに挑戦しています。