Lacoste
Lacoste (ラコステ) の創設者で 1920 年代に活躍した人気テニス選手 René Lacoste は、テニスコートで選手たちがより自由に動けるよう、コットン ピケを使った半袖ポロシャツの代表である L1212 を発明したことで、もっとも知られています。 彼のニックネームである「ワニ」にヒントを得て誕生した、ひと目で Lacoste とわかるグリーンのロゴ マークは、このフランス発のカジュアルウェア ブランドが 20 世紀のファッションを象徴する存在となる上で重要な役割を果たしました。 数々の変遷があった後も、このワニのマークだけは、現代のウィメンズ ウェアのデザインの中心にあって変わりません。 クリエイティブ ディレクターのLouise Trotter (ルイーズ・トロッター) は、生まれつきの才能で、クラシックなスタイルを未来にも通用するスタイルへと作り替えており、スポーティな機能性の代名詞であるブランドが提案するエレガントかつ都会的なシルエットは、絶えず変化し続けている今日のファッション シーンにおいても、古びることなく現役であり続けています。 そんな長い歴史を誇るブランドに、今、新たな時代が始まろうとしています。 オーバーサイズのスタイルや、まったく新しいシルエットなど、ストリートな魅力がブランドの定番コットン ピケに加わり、さらにタートルネックやドレス、ベースボール キャップには、遊び心の溢れる工夫が加えられました。 膝下丈の上品なプリーツ スカートのドレープや、テーラリングが美しいマック ジャケットの複雑に作り込まれたデザインを見ても、Lacoste が、スイス企業の所有する、スポーツとスタイルが融合したハイパー モダンなブランドであることは明白です。 あえて崩した巨大なワニのロゴ マークを配した V ネックのケーブル編みクリケット セーターや、ウールのダブルブレストのコートは、1 世紀近い時を経てなお Lacoste 特有のえも言われぬ上質さとフランス的気質はそのままに、そのアプローチをさらに進化させていることを証明しています。