Eftychia

2 つのものをうまくかけ合わせると、ときとして、思いもよらないパワフルな組み合わせが生まれることがあります。 相反する 2 つの芸術分野をひとつにし、自在に扱うギリシャ人デザイナー Eftychia Karamolegkou は、胸がすくほどのパワーを与えるウィメンズ ウェアを作ります。 自らの美学を「おてんば娘たちへ贈るデザイナーズ ウェア」と形容する Karamolegkou が手がける Eftychia (エフティシア) の着想源は、1900 年代初頭や 1990 年代のテーラードの紳士服です。 マスキュリンなシルエットを好む Karamolegkou が生み出すアイテムには、斬新ですっきりとしたありのままの女性らしさが反映されています。 セントラル セント マーチンズ校の卒業制作では、性別の象徴を一切取り払ったコレクションを発表し、卒業直後の 2018 年に自らの名を冠したブランドを設立しました。 この洗練されたアンドロジナスな感覚は、Eftychia の繊細なコレクションでも表現されています。 ルース フィットで控えめな印象のブレザーやシャツ、トラウザーズは、そのシンプルさが特長のように見えますが、本当の魅力は、細部にまでこだわったデザイン ディテールにあります。 飾らない女性らしさと典型的なメンズのテーラリングを組み合わせることで起こる化学反応は、正反対のものを融合すると 2 倍の力を発揮しうることを証明しているのです。